kumori工場

2012/03/16千葉大での三年間の思い出

千葉大でkumoriを実施していた頃の様子

てがみぐもの「バッチ」

kumoriは2009年の6月に千葉大学附属図書館で始まりました。

当時私は大学4年生で、卒業研究としてkumoriの企画を図書館に持ち込みました。はじめは数種類しかなかったkumoriも学生さんや職員さんから応募をいただき、少しずつ増えていきました。最初は応募がくるのかとても不安で、毎日のように応募箱をのぞいていました。初めて応募用紙が入っていたときは、はしゃいでしまいました。今でも応募用紙を見つけたときが、嬉しい瞬間です。

数ヶ月経った頃には、kumoriを使ってくれる学生さんや、図書館員さんが返却本にはさまれていたkumoriを箱に戻してくださることも増えました。12月頃には、図書館員さんに無理をいって、大規模なアンケートを実施しました。

職員さんの中には、異動後も時々様子を見にきてくださる方や、kumoriをコレクションしてくださる方もいらっしゃいました。kumoriを補充していたところ、利用者の方から「kumoriを愛用しています」と声をかけていただいたこともありました。千葉大見学に来た中学生たちが嬉しそうにkumoriを手に取ってくれたこともありました。

kumoriをひとつ作成するのにはとても時間がかかり、お渡しするまでに非常に時間がかかってしまうため、企画自体を断念しようと思ったこともありました。けれども、これからも続けていってほしいですという応援メッセージを励みに、辛いときもがんばろうと思うことができました。

そんなkumoriですが、現在では10館もの図書館にまで広がり、そして本日長くお世話になった千葉大での幕が閉じることになりました。これまで千葉大でお世話になった学生さんや職員さんからの言葉を思い出し、千葉大でkumoriができて、本当に幸せだったと思っています。これまで長い間、たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。

これからも、kumoriを大切にしながら、デザイナーとしてもっと成長できるように努力していきたいと思います。

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